遊覧船をはじめとした人を載せて運ぶ船舶の操縦は、小型船舶免許を取得するだけでは行うことができず、特定操縦免許をとることではじめて操船できるようになります。自動車運転免許における第二種免許は、第一種のときのように学科と実技の両方に合格しなければ取得できないのに対し、小型船舶免許の特定操縦免許は小型旅客安全講習を修了することで取得可能です。小型旅客安全講習は、全国各地の国土交通大臣登録教習所で頻繁に開催されています。講習では、救命設備に関する内容や、海難事故の予防策や事故発生時においてとるべき措置などについて1日かけて学ぶことになります。

免許の新規取得時に行われる試験は、小型旅客安全講習ではありません。すべてのメニューが終わった後に修了証明書が交付され、1週間から2週間程度経った頃に新しい小型船舶免許証が手元に届きます。新しい免許証には特定という文字が記載されており、これが特定操縦免許を持っていることの証明になります。公式Webサイトを所有している講習実施機関では、サイト内に数カ月分の講習日程を掲載しています。

特定操縦免許をとりたい場合は、都合の良い日を選んで申し込みましょう。当日は現在所持している免許証と後日交付される新しい免許証用の写真、筆記用具、タオル、軍手などを用意し、動きやすくて汚れても問題ない服装で講習に臨みましょう。なお、小型旅客安全講習は小型船舶免許を取得する前でも受講可能です。免許をとる前に受けておけば、小型船舶免許と同時に特定操縦免許もとるすることができ、後日取得のために講習機関へ行く手間が省けます。