小型船舶免許を持っている人が酒に酔った状態で水上バイクやプレジャーボートを操縦するのは、小型船舶操縦者の遵守事項に反する行為の一つとされており、違反が発覚した場合は処分が行われます。小型船舶免許にも自動車運転免許と似たような点数制度が導入されており、遵守事項を守っていない小型船舶免許保有者には違反の内容に応じた点数が加算されていきます。現行の制度では、飲酒操船が加算される点数は3点で、死傷事故が起こった場合は2倍の6点が加算されます。もし、直近1年間の全ての違反の累積点数が5点以上になると、点数に応じて最大2ヶ月間の業務停止処分がでます。

ただし、直近3年以内に処分を受けたことがある場合は、業務停止の基準が3点と低くなり、停止期間も最大6ヶ月と長くなります。自動車運転免許の場合と同様に、小型船舶免許による業務停止は行政処分として行われます。根拠法令には罰則に対する規定が存在しないため、刑事処分はありません。しかし、自治体の中には条例で罰則を科している所があります。

例えば、東京都には水上安全条例があり、酒酔い状態で水上バイクやプレジャーボートを操縦すると、3ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。また、茨城県も東京都と同じ条例の名称で水上交通におけるルールが定められており、都と全く同じ罰則規定が設けられています。刑罰は決して軽いものではないので、小型船舶免許を持っている人は操縦中の飲酒は絶対にしないようにしましょう。